新しいCKD-MBDの考え方-ガイドライン改訂後の対応
血管石灰化
藤井 秀毅
1
1神戸大学 大学院医学研究科腎臓内科
キーワード:
X線診断
,
骨疾患-代謝性
,
超音波診断
,
診療ガイドライン
,
慢性腎臓病
,
脈波伝播速度
,
血管石灰化
Keyword:
Bone Diseases, Metabolic
,
Radiography
,
Ultrasonography
,
Practice Guidelines as Topic
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Vascular Calcification
,
Pulse Wave Analysis
pp.53-58
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013150680
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慢性腎臓病(CKD)患者の予後を規定する重要な因子が心血管疾患(CVD)であることが知られており,これをいかに減らすかが重要な課題である.また,CKD患者に特徴的な病態である血管石灰化が,このCVD発症と強く関係することが報告されている.したがって,血管石灰化をいかに評価し,これをどのようにして予防していくかが重要であると考えられる.今回改訂された「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の診療ガイドライン」により,血管石灰化抑制を含め,透析患者の予後がさらに改善されることが期待されている.
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