TOPICS 文献紹介〈腫瘍関連*〉
大腸微小ポリープに対するJumbo 鉗子を用いたcold forceps polypectomy の局所再発に関する多施設共同前向きコホート研究〔Review from ─ Endoscopy 2019;51:253-260〕
桑井 寿雄
1
,
山田 拓哉
2
,
豊川 達也
3
,
岩瀬 弘明
4
,
工藤 智洋
5
,
江坂 直樹
6
,
太田 肇
7
,
山下 晴弘
8
,
細田 泰雄
9
,
渡邉 典子
10
,
原田 直彦
11
1独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器内科
2独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器内科
3独立行政法人国立病院機構福山医療センター消化器内科
4独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター消化器内科
5独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター消化器内科
6独立行政法人国立病院機構京都医療センター消化器内科
7独立行政法人国立病院機構金沢医療センター消化器内科
8独立行政法人国立病院機構岡山医療センター消化器内科
9独立行政法人国立病院機構埼玉病院消化器内科
10独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター消化器内科
11独立行政法人国立病院機構九州医療センター消化器内科
キーワード:
コールドバイオプシー
,
大腸ポリープ
,
局所再発
,
ジャンボ鉗子
,
狭帯域光観察
Keyword:
コールドバイオプシー
,
大腸ポリープ
,
局所再発
,
ジャンボ鉗子
,
狭帯域光観察
pp.539-541
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000421
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近年“clean colon”の概念が提唱され,大腸ポリープに対するcold polypectomy(CP)が普及してきている.CP にはスネアを用いたcold snarepolypectomy と鉗子を用いたcold forceps polypectomy(CFP)があり,CFP は大腸微小ポリープ(5 mm 以下)に対して施行されるが,簡便・安全である一方で切除後の病変遺残に関する懸念があった1).しかし,遺残組織のその臨床的意義に関しては明らかになっていないことから,局所再発率を明らかにすることが重要であると考えられた.そこで今回われわれは多施設共同前向きコホート研究により5 mm 以下の大腸微小ポリープに対するCFP の局所再発率とそのリスク因子について検討した.
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