特集 原因不明消化管出血(OGIB)
Ⅷ.小腸出血に対するIVRの適応と限界
小金丸 雅道
1
,
田上 秀一
1
,
久原 麻子
1
,
久木山 智子
1
,
新城 安基
1
,
田中 法端
1
,
安陪 等思
1
1久留米大学医学部放射線科
キーワード:
小腸出血
,
画像下治療
,
経カテーテル的動脈塞栓術
,
適応
,
合併症
Keyword:
小腸出血
,
画像下治療
,
経カテーテル的動脈塞栓術
,
適応
,
合併症
pp.365-369
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000374
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小腸における急性動脈性出血は,まれではあるが出血性ショックを伴う重篤例が含まれる.出血の原因はさまざまであるが,止血が優先されるべき状況となることが多い.止血の方法の一つにinterventional radiology(IVR)による経カテーテル的動脈塞栓術がある.デバイスの進化と普及に伴い,より末梢動脈にて塞栓する超選択的塞栓術が可能となった.本稿ではIVR の適応と限界,塞栓術の方法,塞栓後生じうる合併症について記載し,近年の急性消化管出血に対するIVR について解説する.
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