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特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅳ.小腸
[挿入・観察・診断]
小腸出血を確実に見つけるには
How to exactly locate small intestinal hemorrhaging
大宮 直木
1
Naoki OHMIYA
1
1藤田医科大学医学部先端光学診療学講座
キーワード:
小腸出血
,
バルーン内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
造影CT
Keyword:
小腸出血
,
バルーン内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
造影CT
pp.189-193
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001681
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Tips
● 小腸出血の原因でもっとも多い病変は,血管性病変とびらん・潰瘍性病変(炎症性病変・医原性病変)であり,次いで腫瘍・腫瘍性病変,憩室がある。
● 詳細な問診で小腸出血の原因・部位を予測する。
● まずは低侵襲検査である胸部から骨盤部造影CT(できればダイナミック),小腸カプセル内視鏡で小腸全体のスクリーニングを行う。
● 顕性出血の有無,便の色,病変の部位・性状によりバルーン内視鏡のアプローチ(経口的または経肛門的)を選択する。血管性病変の場合はスコープ先端にフードを装着して屈曲のインコースやひだの間も見落とさないように探る。
● 1回の検査で出血源が見つからない場合でも再出血時に根気よく検査を繰り返すことで確定診断に結びつく。
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