特集 早期大腸癌内視鏡治療後の転移再発と予後
Ⅱ.早期大腸癌内視鏡治療後の転移再発と予後の実態(1)隆起型早期大腸癌
中根 智幸
1
,
向笠 道太
1
,
火野坂 淳
1
,
福永 秀平
1
,
永田 務
1
,
大内 彬弘
1
,
徳安 秀紀
1
,
草場 喜雄
1
,
鶴田 修
1
1久留米大学医学部消化器病センター
キーワード:
早期大腸癌
,
有茎性病変
,
SM 浸潤癌
,
内視鏡治療
,
リンパ節転移
Keyword:
早期大腸癌
,
有茎性病変
,
SM 浸潤癌
,
内視鏡治療
,
リンパ節転移
pp.207-212
発行日 2019年5月20日
Published Date 2019/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000333
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検診率の上昇,内視鏡検査の普及で早期の大腸癌は数多く発見されるようになってきた.また診断能の向上で適切な深達度診断が行われ,ESD などの治療を含め内視鏡治療の選択肢が広がることで,不要な追加外科的切除を減少させることができている.また,内視鏡治療を行う大腸腫瘍の大半は隆起型病変である.そこで,隆起型早期癌に対する内視鏡治療後の転移再発と予後の実態を文献的に検討した.その結果,ガイドラインに沿った治療選択,追加外科的切除,経過観察を行えば,転移再発も少なく,5 年生存率も非常に良好であることが確認された.
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