特集 大腸内視鏡の話題─機器と挿入法
V.挿入困難例への対応─私はこうしている(6)検査の流れに沿った挿入困難例の対応
池松 弘朗
1
,
新村 健介
1
1国立がん研究センター東病院消化管内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡
,
挿入困難
Keyword:
大腸内視鏡
,
挿入困難
pp.605-607
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000279
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
挿入困難の定義は難しい.盲腸まで到達できない患者は挿入困難であることは間違いないが,術 者の経験,挿入法,使用内視鏡の種類等で挿入困難は異なると考える.たとえば軸保持短縮法にて 挿入している検査医にとって,ループ法で挿入に なった場合は挿入困難例と判断するが,ループ法で挿入している検査医にとっては挿入困難例ではない.筆者らは,「sedation なしでも痛みのない挿入を」を心がけ,軸保持短縮法を基本に挿入している.本稿では軸保持短縮法で挿入できない例を挿入困難例と定義し,どのように対処しているかに関して,その流れを述べる.
Copyright © 2018, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.