特集 大腸腫瘍の分子生物学
Ⅱ.大腸腫瘍の分子異常と臨床
三森 功士
1
,
神山 勇太
1,2
1九州大学病院別府病院外科
2昭和大学横浜市北部病院消化器センター
キーワード:
大腸癌
,
分子学的特徴
,
multiregional analysis
,
cancer evolution
,
次世代シークエンサー
Keyword:
大腸癌
,
分子学的特徴
,
multiregional analysis
,
cancer evolution
,
次世代シークエンサー
pp.415-420
発行日 2018年9月20日
Published Date 2018/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000233
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大腸腫瘍の分子学的特徴は,Vogelstein らの多段階発癌説が現在でも広く受け入れられている.近年,次世代シークエンサーを用いて,The Cancer GenomeAtlas Network やconsensus molecular subtypes などの大規模な分子学的解析が行われ,その特徴により大腸癌分類がなされている.本稿では,現在広く受け入れられている大腸癌の分子学的特徴について解説するとともに,当科で解析してきた大腸癌の進化の過程について概説する.
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