特集 直腸早期癌 ─治療の新たな展開
Ⅵ.直腸早期癌に対する腹腔鏡下手術
佐々木 和人
1
,
田中 敏明
1
,
渡邉 聡明
1
1東京大学腫瘍外科
キーワード:
直腸癌
,
直腸早期癌
,
腹腔鏡下手術
,
腹腔鏡下低位前方切除術
,
定型化
Keyword:
直腸癌
,
直腸早期癌
,
腹腔鏡下手術
,
腹腔鏡下低位前方切除術
,
定型化
pp.249-253
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000059
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直腸早期癌に対する腹腔鏡下手術は,術後回復の早さや出血量の少なさなどの良好な短期成績が報告されており,年々増加している.安全にかつ機能温存のためには,正確な外科解剖の理解,視野展開が肝要である.また,狭い骨盤内での剝離操作や直腸の切離・吻合は手術難度が高く,高度な技術を必要とする.そのため,直腸早期癌に対する腹腔鏡下手術を安全に行うためには,手術操作を定型化し技術を保つことが重要である.本稿ではわれわれが定型化している腹腔鏡下低位前方切除術について解説する.
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