特集 腹腔鏡下大腸癌手術におけるメインデバイスの選択─電気メスvs.超音波凝固切開装置
Ⅱ.各論 4.腹腔鏡下低位前方切除術 2)超音波凝固切開装置主体の立場から
堀田 司
1
,
山上 裕機
2
1済生会和歌山病院外科
2和歌山県立医科大学第2外科
キーワード:
直腸癌
,
腹腔鏡下低位前方切除術
,
超音波凝固切開装置
Keyword:
直腸癌
,
腹腔鏡下低位前方切除術
,
超音波凝固切開装置
pp.1581-1589
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001420
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近年,直腸癌に対する腹腔鏡下低位前方切除術は世界的にみても手技が安定してきた。これは,エネルギーデバイスの進歩によるところが大きいと思われる。腹腔鏡下大腸癌手術では,電気メス,超音波凝固切開装置(ultrasonically activated device;USAD),ベッセルシーリングシステムなど,各種エネルギーデバイスを適性と思われる判断により使い分けしながら使用しているのが現状である。基本的には,いずれのデバイスにおいても,十分なカウンタートラクションを適正に保ちながら,良好な視野のもとに手技を行う必要がある。
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