特集 小腸疾患に対する最新の内視鏡臨床
3.小腸デバイス内視鏡の進化と展望
細江 直樹
1
,
高石 官均
1
,
加藤 元彦
2
,
金井 隆典
3
1慶應義塾大学予防医療センター
2慶應義塾大学医学部内視鏡センター
3慶應義塾大学医学部内視鏡センター 消化器内科
キーワード:
小腸デバイス内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
バルーン小腸内視鏡
,
原因不明消化管出血
,
スパイラル内視鏡
Keyword:
小腸デバイス内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
バルーン小腸内視鏡
,
原因不明消化管出血
,
スパイラル内視鏡
pp.1492-1496
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003255
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2001年にダブルバルーン内視鏡(DBE)が発表され,シングルバルーン内視鏡(SBE)が2008年に発表された.近年では,バルーン内視鏡とは別の原理を利用して小腸を短縮するスパイラル内視鏡(spiral enteroscopy)が2008年にAkermanらによって発表され,このスパイラル内視鏡の挿入原理,技術を保持していたスパイラス社の株式をオリンパス社が2011年に取得し,電動化した内視鏡がパワースパイラル内視鏡(PSE)(オリンパス社)である.DBE,SBE,PSEなどを総称し小腸デバイス内視鏡(device-assisted enteroscopy;DAE)と呼ばれている.本稿では近年のDAEの現況を解説する.
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