特集 進化する画像診断 ―下部消化管領域
1.小腸内視鏡診断の現状と課題(2)スパイラル内視鏡 ―高い挿入性,安定性を目指して
細江 直樹
1
,
林 由紀恵
2
,
筋野 智久
1
,
高林 馨
1
,
緒方 晴彦
1
,
金井 隆典
2
1慶應義塾大学医学部内視鏡センター
2慶應義塾大学医学部消化器内科
キーワード:
カプセル内視鏡
,
バルーン小腸内視鏡
,
原因不明消化管出血
,
スパイラル内視鏡
Keyword:
カプセル内視鏡
,
バルーン小腸内視鏡
,
原因不明消化管出血
,
スパイラル内視鏡
pp.367-370
発行日 2022年3月20日
Published Date 2022/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002144
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2008年にAkermanらによって発表されたスパイラル内視鏡の挿入原理,技術をオリンパス社が2011年に取得し,電動化した内視鏡システムがPowerSpiralである.PowerSpiralは,ディスポーザブルのらせん状フィンを有するオーバーチューブをスコープに装着し,オーバーチューブを電動で回転させ腸管を手繰り寄せるようにしながら挿入する.本邦ではまだ導入の段階であるが,欧米からはいくつかの報告があり,高い挿入性能が報告されている.
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