特集 肝細胞癌の集学的治療
2.肝細胞癌治療の実際(4)薬物療法① 複合免疫療法(アテゾリズマブ+ベバシズマブ)
中馬 誠
1,2
,
森本 学
1,3
,
沼田 和司
1
,
前田 愼
4
1横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター
2JCHO横浜保土ヶ谷中央病院消化器内科
3神奈川県立がんセンター肝胆膵内科
4横浜市立大学消化器内科
キーワード:
アテゾリズマブ+ベバシズマブ
,
免疫複合療法
,
肝細胞癌
Keyword:
アテゾリズマブ+ベバシズマブ
,
免疫複合療法
,
肝細胞癌
pp.514-522
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003017
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切除不能肝細胞癌(u-HCC)に対して,アテゾリズマブ+ベバシズマブ(ATZ+BV)治療の有用性がIMbrave150試験で示され,実臨床で使用されるようになり約3年が経過した.この間に多くの論文が報告され,u-HCCに対するATZ+BV治療の成績も明らかになってきている.本稿では,既報の主要な論文から,実臨床におけるATZ+BV治療の成績と効果規定因子について述べる.
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