特集 肝細胞癌の集学的治療
2.肝細胞癌治療の実際(4)薬物療法④ 肝細胞癌に対する薬物療法の治療シークエンスの変遷と今後の展望
井上 将法
1
,
興梠 慧輔
1
,
小林 和史
1
,
叶川 直哉
1
,
小笠原 定久
1
,
加藤 直也
1
1千葉大学大学院医学研究院消化器内科学
キーワード:
肝細胞癌
,
シークエンシャル治療
,
抗VEGF
,
免疫関連有害事象
Keyword:
肝細胞癌
,
シークエンシャル治療
,
抗VEGF
,
免疫関連有害事象
pp.540-544
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003020
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肝細胞癌における薬物療法の治療シークエンスは以前に比べて複雑化しており,とくにレンバチニブやアテゾリズマブ+ベバシズマブの登場後のシークエンシャル治療に関するエビデンスは未だ成熟していない.分子標的薬の選択肢が増加し,複合免疫療法が登場することにより,個々のレジメンの後治療薬としての有効性だけでなく,長期にわたる有害事象の管理・忍容性が,今後の治療シークエンスにおいて重要な因子となる可能性がある.
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