特集 消化器がん薬物療法
第1部 各臓器がんにおける現在の標準治療と今後の展望 5章 肝細胞癌 Ⅱ 切除不能肝細胞癌に対する化学療法 2.治療戦略
平 知尚
1
,
池田 公史
1
1国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
キーワード:
肝細胞癌
,
全身薬物療法
,
アテゾリズマブ+ベバシズマブ
,
デュルバルマブ+トレメリムマブ
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
肝細胞癌
,
全身薬物療法
,
アテゾリズマブ+ベバシズマブ
,
デュルバルマブ+トレメリムマブ
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.1134-1139
発行日 2024年8月9日
Published Date 2024/8/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003165
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肝細胞癌に対する薬物療法は2009年のソラフェニブ(Sor)以降,レゴラフェニブ(Rego),レンバチニブ(Len),ラムシルマブ(Ram),カボザンチニブ(Cabo)と分子標的薬の登場が続いていた.しかし,2020年に免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を用いたアテゾリズマブ(Atezo)+ベバシズマブ(Bev)併用療法が登場したことを皮切りに2022年にはデュルバルマブ(Durva)+トレメリムマブ(Treme)併用療法も登場し,治療の第一選択がICIを用いたものへとシフトしてきている.
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