特集 肝疾患―診療のチェックポイント2023
第Ⅱ部 治療のチェックポイント第9章 肝性脳症の治療のチェックポイント
華井 竜徳
1
,
清水 雅仁
1
1岐阜大学大学院消化器内科学
キーワード:
肝硬変
,
肝性脳症
,
アンモニア
,
ラクツロース
,
リファキシミン
Keyword:
肝硬変
,
肝性脳症
,
アンモニア
,
ラクツロース
,
リファキシミン
pp.933-939
発行日 2023年6月9日
Published Date 2023/6/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002691
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・栄養状態,食事摂取量,肝予備能,蛋白不耐症,骨格筋量の低下(サルコペニアやフレイル)の評価を行い,状態の悪化が認められる患者には適切な栄養食事療法・指導を行う.
・肝性脳症の増悪因子である便秘,消化管出血,感染症,電解質異常などを予防する必要がある.
・肝性脳症に対して,非吸収性合成二糖類(ラクツロース)や腸管非吸収性抗菌薬(リファキシミン)が第一選択となる.またオプションとしてカルニチン製剤や亜鉛製剤,シャント閉塞術を検討する.
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