特集 消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術
4.EBD施行時の偶発症とその対策
港 洋平
1
,
大圃 研
1
,
高柳 駿也
1
,
竹内 菜緒
1
,
小野 公平
1
,
根岸 良充
1
1NTT東日本関東病院消化管内科
キーワード:
偶発症
,
出血
,
穿孔
Keyword:
偶発症
,
出血
,
穿孔
pp.518-522
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002596
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消化管狭窄の原因は,悪性疾患,炎症性疾患,術後癒着,内視鏡治療後など多岐にわたるが,消化管狭窄の解除法として内視鏡的バルーン拡張術(EBD)は,低侵襲性で比較的簡便かつ安全な治療法であり,広く普及している.また対象となる臓器も,現在は深部小腸を含めた全消化管の狭窄に対して施行可能な手技となっている.一方で,偶発症の頻度は高くないものの,穿孔時には外科治療が必要なこともあり留意する必要がある.
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