特集 肝の超音波を知り尽くす ―肝腫瘍の診断と治療支援
2.穿刺診断と治療支援(1)穿刺・診断・治療 b.肝癌アブレーションと超音波
丸山 紀史
1
,
椎名 秀一朗
1
1順天堂大学大学院医学研究科消化器画像診断・治療学
キーワード:
超音波
,
アブレーション
,
肝細胞癌
,
ラジオ波焼灼術
,
マイクロ波焼灼術
Keyword:
超音波
,
アブレーション
,
肝細胞癌
,
ラジオ波焼灼術
,
マイクロ波焼灼術
pp.1702-1706
発行日 2022年11月20日
Published Date 2022/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002451
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近年のエネルギーデバイス技術の進歩により,アブレーションは飛躍的に普及した.本治療は外科手術に比べて侵襲性が抑えられ術後回復が早いことから,肝,肺,腎,甲状腺,骨軟部腫瘍など幅広い臓器に対して適応されるようになった.病変部に対して穿刺針を適切に誘導するためには画像による支援が必要であり,高分解能かつリアルタイム性を利点とする超音波は最も頻用されている映像技術である.本稿では,肝細胞癌に対するアブレーションにおける超音波の意義と役割,そして具体的使用法について概説する.
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