食道疾患の診療
Ⅳ その他の食道疾患の診療 13 食道静脈瘤
和栗 暢生
1
,
大﨑 暁彦
1
1新潟市民病院消化器内科
キーワード:
食道静脈瘤
,
内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)
,
内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)
,
経皮経肝門脈側副路塞栓術(PTO)
Keyword:
食道静脈瘤
,
内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)
,
内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)
,
経皮経肝門脈側副路塞栓術(PTO)
pp.1242-1250
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002340
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食道静脈瘤(esophageal varices;EVs)は肝硬変をはじめとする門脈圧亢進症の主たる表現型として肝硬変患者の50〜60%にみられるとされ,その破裂出血は未だに致死的となる病態である.内視鏡治療により止血に成功しても,肝硬変は出血による血行動態の悪化を契機として予後不良のacute―on―chronic liver failure(ACLF)に陥ることがあるため,EVsの制御・管理は依然重要な臨床課題であるといえる.
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