食道疾患の診療
Ⅳ その他の食道疾患の診療 12 特発性食道破裂
島田 英雄
1
,
西 隆之
1
,
千野 修
2
,
數野 暁人
3
,
谷田部 健太郎
3
,
小柳 和夫
3
,
幕内 博康
4
1東海大学医学部付属大磯病院消化器外科
2東海大学医学部付属東京病院外科
3東海大学医学部付属病院消化器外科
4東海大学医学部
キーワード:
特発性食道破裂
,
画像診断
,
内視鏡的治療
,
外科手術
,
縫合閉鎖
Keyword:
特発性食道破裂
,
画像診断
,
内視鏡的治療
,
外科手術
,
縫合閉鎖
pp.1237-1241
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002339
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特発性食道破裂は器質的疾患のない正常な食道で,食道内圧の急激な上昇により食道壁が全層性に損傷を受けて破裂する疾患である.1724年にオランダ人医師のHerman Boerhaaveが初めて報告しBoerhaave症候群と呼ばれている.比較的まれな疾患なため,日常診療において遭遇する頻度は低い.発症から急速に全身状態の悪化を認める症例もあり,早期診断・適切な治療法の決定がきわめて重要な疾患である.
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