特集 Cold polypectomyの課題
4.症例からみえた課題(1)小腸ポリープに対するcold polypectomy
山村 健史
1
,
中村 正直
1
,
前田 啓子
2
,
澤田 つな騎
2
,
石川 恵里
1
,
角嶋 直美
1
,
古川 和宏
1
,
川嶋 啓揮
2
1名古屋大学大学院消化器内科学
2名古屋大学医学部附属病院光学医療診療部
キーワード:
小腸ポリープ
,
消化管ポリポーシス
,
内視鏡切除
,
コールドポリペクトミー
Keyword:
小腸ポリープ
,
消化管ポリポーシス
,
内視鏡切除
,
コールドポリペクトミー
pp.93-96
発行日 2021年12月20日
Published Date 2021/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002065
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小腸ポリープに対するcold polypectomyは大腸ポリープの場合と同じく,簡便で後出血などの偶発症が少ない優れた手法と考えられるが,適応は慎重に考える必要がある.今回はcold polypectomyで小腸の小ポリープを切除する意義を考え,実際の方法,また現状を検討した.内視鏡の偶発症を避けるために検査時間の制限を定め,治療対象病変の順位付けを決めたうえでcold polypectomyを行うことで,将来的な発癌や腸重積・閉塞のリスクを減らすことが期待される.
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