Japanese
English
今月の主題 大腸小・微小病変に対するcold polypectomyの意義と課題
主題
cold polypectomyの意義と課題─私はこう考える:病理医の立場から
Significance and Problem of Cold Polypectomy: From the Pathologist
二村 聡
1
,
松坂 浩史
2
,
木庭 郁朗
3
,
川上 眞寿弘
4
,
山口 将太
5
,
北野 亀三郎
6
Satosh Nimura
1
1福岡大学医学部病理学講座
2松坂内科クリニック
3春水会山鹿中央病院消化器内科
4長崎県対馬病院内科
5長崎県上五島病院内科・消化器内科
6北野クリニック
キーワード:
大腸ポリープ
,
コールドポリペクトミー
,
摘除断端
,
病理組織学的診断
Keyword:
大腸ポリープ
,
コールドポリペクトミー
,
摘除断端
,
病理組織学的診断
pp.1606-1607
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201225
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はじめに
臨床家が見つけ出し,摘除した大腸小病変の多くは検体として病理診断科に提出され,適切な処理を経て組織標本化されています.その後の病理組織学的診断で最も困るのは,強い変質や挫滅が加わった標本の検鏡です.人工的に引き延ばされたり,押し潰されたり,熱凝固により変質した病変部組織はもはや正確に評価できません.そのように考えている病理医の立場から,上記タイトルについて見解を述べてみます.
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