特集 膵・胆管合流異常と先天性胆道拡張症
10.手術
森 泰寿
1
,
渡邉 雄介
1
,
池永 直樹
1
,
仲田 興平
1
,
大塚 隆生
1
,
中村 雅史
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
キーワード:
先天性胆道拡張症
,
腹腔鏡
,
手術
Keyword:
先天性胆道拡張症
,
腹腔鏡
,
手術
pp.407-412
発行日 2020年3月20日
Published Date 2020/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001112
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先天性胆道拡張症は,胆汁と膵液の流出障害や相互逆流を引き起こし,胆道癌の危険因子であるため,外科的切除の適応となる.術式は発癌の可能性がある拡張胆管の切除と胆囊摘出,および膵液と胆汁の分流のための胆道再建である.疾患頻度は高くはないが,若年者や女性に多い良性疾患であるため,整容面からも腹腔鏡下手術の良い適応である.本邦では2016 年4 月より腹腔鏡下先天性胆道拡張症手術が保険収載された.本稿では先天性胆道拡張症の手術手技と今後の課題について述べる.
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