Japanese
English
特集 膵癌治療の最前線
I. 総論
1.最新の膵癌取扱い規約と膵癌診療ガイドライン
Current classification of pancreatic cancer and practice guideline of pancreatic cancer
池永 直樹
1
,
仲田 興平
1
,
渡邉 雄介
1
,
森 泰寿
1
,
大塚 隆生
2
,
中村 雅史
3
N. Ikenaga
1
,
K. Nakata
1
,
Y. Watanabe
1
,
Y. Mori
1
,
T. Ohtsuka
2
,
M. Nakamura
3
1九州大学臨床・腫瘍外科
2鹿児島大学消化器外科
3九州大学臨床・腫瘍外科
キーワード:
膵癌
,
膵癌取扱い規約
,
膵癌診療ガイドライン
,
治療戦略
Keyword:
膵癌
,
膵癌取扱い規約
,
膵癌診療ガイドライン
,
治療戦略
pp.897-901
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_897
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2016年7月に膵癌取扱い規約が第7版に,2019年7月に膵癌診療ガイドラインが2019年版に改訂された1,2).膵癌取扱い規約第7版では,標準的手術でR0切除が可能かどうかの視点から切除可能性分類が導入され,この分類に基づいた細かな治療戦略が膵癌診療ガイドライン2019年版で示されている.ガイドラインの普及と集学的治療の発達により膵癌の予後も少しずつ改善されており,今後もエビデンスレベルの高い大規模研究に基づいたガイドラインの改訂が望まれる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020