特集 ガイドラインに基づいた内視鏡診療
8 .「小腸内視鏡診療ガイドライン」に基づいた内視鏡診療
矢野 智則
1
1自治医科大学内科学講座消化器内科学部門
キーワード:
小腸内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
バルーン内視鏡
,
原因不明の消化管出血
Keyword:
小腸内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
バルーン内視鏡
,
原因不明の消化管出血
pp.63-71
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001020
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カプセル内視鏡とバルーン内視鏡は小腸疾患の診断・治療で大きな役割を担うようになった.2015 年に作成された本邦の「小腸内視鏡診療ガイドライン」では,カプセル内視鏡とバルーン内視鏡の原理と有効性,安全性に関して解説し,原因不明の消化管出血や,小腸狭窄,小腸腫瘍,ポリポーシス,その他の小腸疾患に対する小腸内視鏡の運用について述べられている.本稿では「小腸内視鏡診療ガイドライン」の要点を解説しつつ,当施設での運用方法や,ガイドライン作成後に登場した人工知能やmotorized spiral enteroscopy などの最新の話題に関して紹介する.
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