特集 胃癌診療2019―現状と課題
3 .胃癌診断の現状と課題(2)胃癌内視鏡診断
辻 陽介
1
,
永尾 清香
1
,
小池 和彦
1
1東京大学医学部附属病院消化器内科
キーワード:
胃癌
,
内視鏡
,
白色光観察
,
NBI
,
人工知能(AI)
Keyword:
胃癌
,
内視鏡
,
白色光観察
,
NBI
,
人工知能(AI)
pp.1333-1338
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000936
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本邦の胃癌診療において,内視鏡は中心的役割を担う.早期胃癌を発見し,その範囲と深達度を正確に診断し的確な治療を行うことが胃癌の臨床において大切であり,本邦は高い診療レベルにある.しかし,通常の白色光での観察は時に見落としや不正確な診断につながることがあり,色素散布や光デジタル法による画像強調観察の手法を用いて診断の質を向上させる必要がある.また,近年では人工知能(artificial intelligence;AI)を用いた新たな内視鏡診療も提唱されており,より正確な内視鏡診断が可能になっていくと思われる.
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