特集 胃癌診療2019―現状と課題
3 .胃癌診断の現状と課題(1)早期胃癌の内視鏡診断ガイドラインを巡って
八尾 建史
1
1福岡大学筑紫病院内視鏡部
キーワード:
早期胃癌
,
内視鏡診断
,
ガイドライン
Keyword:
早期胃癌
,
内視鏡診断
,
ガイドライン
pp.1329-1332
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000935
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日本消化器内視鏡学会ガイドライン委員会により世界初の「早期胃癌の内視鏡診断ガイドライン」が出版された.本ガイドラインの特徴は,早期胃癌の内視鏡診断を行うために重要なクリニカルクエスチョンを時系列に沿って設定し,文献検索を行い,ステートメントを決定したことである.具体的には,[Ⅰ]内視鏡検査施行前の胃癌のリスク層別化,[Ⅱ]早期胃癌発見,[Ⅲ]早期胃癌の質的診断,[Ⅳ]胃癌の治療方針を決定する診断,[Ⅴ]内視鏡検査後のリスク層別化,[Ⅵ]早期胃癌のサーベイランスの六つの項目に分け,現時点での指針とした.
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