炎症性腸疾患診療のupdate
Ⅵ 炎症性腸疾患の外科治療 ②クローン病肛門病変の治療
二見 喜太郎
1
,
東 大二郎
1
,
平野 由紀子
1
,
林 貴臣
1
,
増井 友恵
1
,
竹下 一生
1
1福岡大学筑紫病院外科
キーワード:
クローン病
,
肛門病変
,
瘻孔・膿瘍
,
seton 法ドレナージ
,
外科治療
Keyword:
クローン病
,
肛門病変
,
瘻孔・膿瘍
,
seton 法ドレナージ
,
外科治療
pp.904-909
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000825
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クローン病(CD)において肛門病変は頻度が高いばかりでなく,難治性易再発性で若年で発症するCD 患者の長期経過を左右する重要な因子の一つと考えられている.病変は多彩で,特徴を知ればCD 診断の契機となり,腸病変の早期診断にもつながる.肛門病変に対する適切な治療法の選択には,正しい診断が不可欠で,欧米では麻酔下の検索(examinationunder anesthesia;EUA)はgold standardとされている).外科治療に際しては,局所病変の管理とともに長期的な肛門機能の保持が治療目標になる.
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