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特集 炎症性腸疾患アップデート—いま外科医に求められる知識と技術
クローン病の手術手技
腸管の瘻孔・膿瘍を伴うクローン病に対する手術
Surgical procedure for penetrating Crohn's disease
二見 喜太郎
1
,
東 大二郎
1
,
平野 由紀子
1
,
上床 崇吾
1
,
林 貴臣
1
,
増井 友恵
1
Kitaro FUTAMI
1
1福岡大学筑紫病院外科
pp.1378-1383
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212279
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【ポイント】
◆クローン病に対する手術方針はQOLの回復を目的とした難治性合併症の除去と短腸症候群を予防するための腸管温存である.
◆瘻孔,膿瘍を合併した穿通型症例では周辺臓器への炎症の波及は広汎かつ高度で,丹念な癒着剝離による責任病変の確認が肝要となる.
◆穿通型病変は腸切除の適応で,被害腸管については楔状切除など可及的に温存を図る.
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