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特集 消化器外科手術 術中・術後トラブルシューティング 私ならこうする！
IV. 病的肥満症
1．腹腔鏡下スリーブ状胃切除―術中の想定外の事象とそのリカバリー
Unexpected intraoperative events and their recovery in laparoscopic sleeve gastrectomy
網木 学
1
,
小川 純平
1
,
大倉 拓
1
,
結城 啓介
1
,
渡部 和玄
1
,
望月 一太朗
1
,
末永 泰人
1
,
原 義明
1
,
成田 和広
1
,
後藤 学
1
,
日月 裕司
1
,
関川 浩司
2
M. Amiki
1
,
J. Ogawa
1
,
T. Okura
1
,
K. Yuki
1
,
K. Watanabe
1
,
I. Mochizuki
1
,
Y. Suenaga
1
,
Y. Hara
1
,
K. Narita
1
,
M. Goto
1
,
Y. Tachimori
1
,
K. Sekikawa
2
1川崎幸病院外科
2第二川崎幸クリニック
キーワード：
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
,
術中合併症
,
トラブルシューティング
Keyword:
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
,
術中合併症
,
トラブルシューティング
pp.472-476
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_472
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要旨
・本邦の減量・代謝改善手術の約90％を占める腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は，シンプルな術式ながら特有のピットフォールがある．
・Optical法でのファーストトロカール挿入時の損傷では，損傷部位の深さの正確な評価が重要である．
・脾上極の短胃動静脈からの出血では，出血点をピンポイントで把持し，クリップなどを用いて確実な止血操作を行う．
・自動縫合器でブジーを噛み込んだ場合，ブジーを抜去し，針糸で縫合閉鎖する．
© Nankodo Co., Ltd., 2025
