連載 ESD―手技の工夫
胃ESD 後粘膜欠損の留置スネアとクリップによる縫縮術
阿部 清一郎
1
,
小田 一郎
1
,
野中 哲
1
,
鈴木 晴久
1
,
吉永 繁高
1
,
斎藤 豊
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
早期胃癌
,
内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection)
,
後出血
,
縫縮
Keyword:
早期胃癌
,
内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection)
,
後出血
,
縫縮
pp.1569-1572
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000569
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早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)はリンパ節転移リスクのない早期胃癌に対する治療として広く普及し,良好な短期成績・長期成績が報告されている.しかし,胃ESDは出血の高危険処置とされており,術後の後出血は緊急内視鏡による止血術を要し,時に輸血が必要である.本稿では,胃ESD後出血の予防を目的としたESD後粘膜欠損に対する留置スネアとクリップによる縫縮術の実際について,当院での経験も踏まえて解説する.
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