連載 内視鏡の読み方
胃hamartomatous inverted polyp
藤崎 順子
1
,
山本 安則
2
,
石山 晃世志
1
,
吉水 祥一
1
,
堀内 裕介
1
,
由雄 敏之
1
,
平澤 俊明
1
,
土田 知宏
1
,
河内 洋
3
,
山本 智理子
3
1がん研有明病院消化器内科
2愛媛大学医学部附属病院光学医療診療部
3がん研有明病院病理部
キーワード:
Hamartomatous inverted polyp
,
胃粘膜下腫瘍
Keyword:
Hamartomatous inverted polyp
,
胃粘膜下腫瘍
pp.1573-1578
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000570
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
胃hamartomatous inverted polyp(以下,HIP)は,胃体上部,穹窿部に好発する粘膜下腫瘍(submucosal tumor;SMT)様の病変である.粘膜下に異所性腺管が増生した結果,胃内腔に膨張性に発育し,ポリープ状の形態を呈する.超音波内視鏡(EUS)像に特徴がある.比較的まれな疾患であるが,特徴的な形態から術前診断は可能である.また,多くの場合内視鏡的切除が可能な病変である.今回は本症を取り上げ,内視鏡診断のポイントを示す.
Copyright © 2018, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.