特集 消化管粘膜下腫瘍(SMT)の診療
7 .消化管粘膜下腫瘍に対する内視鏡治療(EMR, ESD)
土山 寿志
1
,
中西 宏佳
1
1石川県立中央病院消化器内科
キーワード:
SMT
,
EMR
,
ESD
Keyword:
SMT
,
EMR
,
ESD
pp.1501-1507
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000560
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
消化管粘膜下腫瘍のうち,原則として腫瘍が粘膜下層までにとどまるものが内視鏡治療の適応となりうる.局所治療で根治が望める場合,内視鏡治療はもっとも低侵襲な治療である.腫瘍を安全に一括で切除でき,かつ病変全体の正確な組織診断が可能となるEMR,ESDの手技に準じた方法が現時点での標準的手技と思われる.質的診断が困難な場合,total biopsyとして内視鏡的切除が行われることもある.
Copyright © 2018, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.