特集 十二指腸上皮性非乳頭部腫瘍の診療を巡って―現状と課題
4 .十二指腸上皮性非乳頭部腫瘍の治療を巡って(4)浸水下EMR
井上 俊太郎
1
,
山崎 泰史
2
,
上堂 文也
1
1大阪国際がんセンター消化管内科
2岡山大学病院消化器内科
キーワード:
十二指腸
,
上皮性非乳頭部腫瘍
,
浸水下EMR
Keyword:
十二指腸
,
上皮性非乳頭部腫瘍
,
浸水下EMR
pp.1277-1280
発行日 2018年8月20日
Published Date 2018/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000502
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表在性非乳頭部十二指腸腫瘍(superficial nonampullary duodenal epithelial tumors;SNADETs)に対する内視鏡治療は,十二指腸の解剖学的な特徴により偶発症が問題となる.内視鏡的粘膜切除術(EMR)や粘膜下層剝離術(ESD),cold snare polypectomy(CSP)が行われているが,治療の標準化に至っていない.われわれは10~20 mmのSNADETsに対する治療として浸水下EMR(UEMR)が有用と考え実践しており,治療の概説を行った.
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