ケース・スタディ
血液透析導入直後に繰り返し内シャントの閉塞を呈した1例
渡邊 祐作
1,2
,
村上 琢哉
1
,
野中 宏晃
1
,
岡本 祥果
1
,
本間 寿美子
1
,
浅野 泰
1
,
森下 義幸
1
,
大河原 晋
2
1古河赤十字病院腎・高血圧内科
2自治医科大学附属さいたま医療センター腎臓内科
キーワード:
プロテインC欠乏症
,
内シャント閉塞
,
血液透析
,
血栓性素因
,
バスキュラーアクセス
Keyword:
プロテインC欠乏症
,
内シャント閉塞
,
血液透析
,
血栓性素因
,
バスキュラーアクセス
pp.741-746
発行日 2026年7月10日
Published Date 2026/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003874
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症 例:61歳,女性
主 訴:嘔気 既往歴:全身性エリテマトーデス(SLE)
家族歴:母と妹に不育症および流産歴あり
妊娠歴:なし
内服薬:プレドニゾロン5 mg/day,ランソプラゾール15 mg/day,アルファカルシドール0.25 μg/day,エスゾピクロン1 mg/day,テプレノン150 mg/day,センノシド12 mg/day,ブロナンセリン貼付剤20 mg/day,クロナゼパム0.5 mg/day.
現病歴:X-42年(19歳時)にSLEおよびネフローゼ症候群と診断された.同年に腎生検が施行され,ループス腎炎と診断された.プレドニゾロンおよびシクロホスファミドによる治療によりSLEは寛解したが,腎機能障害は残存した.X-8年(53歳時)以降,腎機能は経時的に悪化傾向を示し,血液透析導入を勧められていたが,拒否していた.X年5月,意識障害を主訴に近医へ入院し,尿毒症による意識障害と診断された.細胞外液を主体とした補液により意識状態は改善傾向を示したものの,嘔気が持続したため,加療目的にX年6月当院へ転院した.

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