Japanese
English
今月の特集2 血栓症時代の検査
血栓性素因の検査医学的アプローチ
Screening of thrombophilia based on coagulation tests
阪田 敏幸
1,2
1国立循環器病センター研究所 分子病態部
2アイ・エル・ジャパン
キーワード:
血栓性素因
,
アンチトロンビン欠乏症
,
プロテインC欠乏症
,
プロテインS欠乏症
Keyword:
血栓性素因
,
アンチトロンビン欠乏症
,
プロテインC欠乏症
,
プロテインS欠乏症
pp.949-954
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103982
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
●日本人における静脈血栓塞栓症(VTE)の主な血栓性素因は,アンチトロンビン(AT),プロテインC(PC),およびプロテインS(PS)欠損症である.
●スクリーニングに用いる測定法はそれぞれの因子によって異なるため,対象ごとに適切な測定法を選択する必要がある.
●PCあるいはPS欠損症のスクリーニングには,PCの抗凝固活性とPS活性測定がそれぞれ重要である.
●フェノタイプおよびサブタイプの同定は,AT欠損症のようにフェノタイプおよびサブタイプ間でVTEリスクが異なる場合を除いて,あえて実施する必要はない.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.