特集 看取りの透析医学を考える
6.緩和医療の治療薬はどのように使用するのか
榎本 由佳
1
1医療法人社団奉志会西神戸ホームケアクリニック・がん性疼痛看護認定看護師
キーワード:
末期腎不全
,
緩和ケア
,
緩和医療
,
腎臓病支持療法(腎不全緩和ケア)
,
看取り
Keyword:
末期腎不全
,
緩和ケア
,
緩和医療
,
腎臓病支持療法(腎不全緩和ケア)
,
看取り
pp.479-486
発行日 2026年5月10日
Published Date 2026/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003810
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
緩和医療はこれまでがんを中心に発展してきたが,2026年度診療報酬改定で「透析を中止した末期腎不全患者を緩和ケア病棟の診療報酬対象に加える」方針となり,緩和医療は新たな局面を迎えている.腎不全は進行性かつ多臓器に影響を及ぼす疾患であり,国内の末期腎不全患者数は2024年度の統計では34万〜35万人で推移している.個人差はあるが終末期を迎えるなかで倦怠感,疼痛,食欲不振,嘔気などの尿毒症症状や溢水による呼吸困難などの症状があり,苦痛症状とともに長期間療養生活を過ごさなければならない状態にある.これらの苦痛症状は患者のQOL低下を招きかねず早期に症状を緩和する必要がある.腎不全の特徴をふまえた症状緩和のための薬物療法について述べる.

Copyright © 2026, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.

