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特集 泌尿器科の癌薬物療法―ここが聞きたい
緩和医療―緩和医療における鎮痛薬・睡眠薬の使い分けをどのようにすべきか?
How to use the sedative drug and sleeping pills in palliative care?
野口 満
1
Mitsuru Noguchi
1
1長崎大学医学部歯学部附属病院泌尿器科
キーワード:
緩和医療
,
睡眠薬
,
不眠
Keyword:
緩和医療
,
睡眠薬
,
不眠
pp.359-363
発行日 2009年4月20日
Published Date 2009/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101741
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要旨 癌患者の多くは不眠を呈しており,緩和医療においては疼痛コントロールのみならず不眠のコントロールも欠かすことはできない。緩和医療での不眠治療にあたっては,患者の不眠の原因と睡眠パターンを把握し治療を行うこととなる。除痛が不十分であれば,鎮静剤による治療の除痛ラダーのステップアップでまず対処する。疼痛コントロールができていても,不眠であれば睡眠薬を用いた治療を開始する。患者の睡眠パターンと患者の状態を把握し,半減期の短い超短時間型,筋弛緩作用が少ない睡眠薬から投与開始する。効果が不十分であれば睡眠薬を変更し,患者の残された時間を有効なものにしなければならない。
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