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特集 外科医に求められる緩和医療の知識
外科医と緩和医療―当院の取り組みと外科における実践
Team approach by surgeons for palliative care
吉田 雅行
1,2
,
諏訪 香
1
,
戸田 央
1,2
,
中山 理
2
,
青木 茂
2
,
堀 雅博
2
,
宮下 真理子
2
,
番匠 千佳子
2
Masayuki YOSHIDA
1,2
1聖隷浜松病院外科
2聖隷浜松病院緩和医療委員会
キーワード:
緩和医療
,
緩和ケア
,
チーム医療
,
外科
,
乳腺外科
Keyword:
緩和医療
,
緩和ケア
,
チーム医療
,
外科
,
乳腺外科
pp.189-193
発行日 2006年2月20日
Published Date 2006/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100356
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要旨:わが国の一般病院の外科医の多くは悪性腫瘍の治療に携わり,術後補助療法ばかりでなく再発後の治療・ケアや終末期の緩和ケアを担当している.多忙を極める外科医が,質のよい緩和ケアのすべてにかかわることは現実的ではない.そこで,患者・家族を中心に,病棟・外来看護師,他科医師(ペインクリニック,精神科など),リエゾンナース,薬剤師,栄養士,リハビリ部門,MSW,緩和ケアチーム,かかりつけ医,訪問看護師などとの連携,すなわちチーム医療の実践が必要となる.本稿では,当院の緩和医療委員会の活動内容,外科,特に乳腺外科における緩和ケアの実際について,症例を紹介しながら解説する.
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