特集 多職種連携による在宅透析医療―コメディカルの役割
5.在宅透析(3)HHD,PDの現状と管理栄養士の役割
中嶌 美佳
1
,
鈴木 美帆
1
1清永会矢吹病院健康栄養科・管理栄養士
キーワード:
食事の自由度
,
摂取量と除去量のバランス
,
低栄養
,
体液管理
Keyword:
食事の自由度
,
摂取量と除去量のバランス
,
低栄養
,
体液管理
pp.519-524
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003402
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在宅血液透析は,頻回・長時間透析を施行しやすく,尿毒素除去率の向上や無理のない除水により食欲不振を防ぎ,さらに食事の自由度が上がることから,栄養状態の維持につながることが期待されている.腹膜透析は,体液管理のため食事では減塩が重要である.さらに高齢腹膜透析患者に対する低栄養やサルコペニア・フレイル予防には,施設に合った評価方法を選び,多職種と連携して定期的に評価していく必要がある.在宅透析患者の栄養アセスメントを多角的に行い,患者の望むライフスタイルに応じた栄養食事摂取を提案できるようにすることがチーム医療における管理栄養士の役割といえる.

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