高齢透析患者に対する在宅支援のあり方-看護と介護
[実践報告]地域連携からみた高齢腹膜透析患者の在宅療養の現状と課題
松浦 愛
1
,
井上 美夕起
,
児子 愛子
,
花房 亜紀
,
宮田 有紀子
,
大脇 浩香
1岡山済生会総合病院 医療福祉課
キーワード:
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
地域社会ネットワーク
,
介護支援専門員
,
在宅医療
,
訪問看護
,
短期入所介護
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Peritoneal Dialysis
,
Community Networks
,
Home Health Nursing
pp.281-285
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013181348
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近年,透析患者においても高齢化が進み,いかに高齢透析者の在宅療養を支えるかが今日的課題となっている.ソーシャルワーカー(MSW)は患者家族の自己決定を尊重し,状況の変化に応じた生活の再構築に向けて支援していく役割を担う.しかし,要介護状態となった透析患者が住み慣れた自宅での生活を希望しても,さまざまな制限があり,サービス利用は思うように進んでいない現状がある.この傾向は,とくに腹膜透析の場合に顕著である.在宅療養の実現に向け,MSWは患者家族の思いを院内スタッフおよび院外の関係機関に伝え,利用に繋がるよう院内スタッフと協働して地域の関係機関に働きかけていく関わりが求められる.
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