特集 高齢者施設で生活する透析患者の実態
4.高齢者施設で行う「血液透析」および「腹膜透析」の捉え方
森 建文
1
1東北医科薬科大学医学部腎臓内分泌内科
キーワード:
看護小規模多機能型居宅介護
,
サービス付き高齢者住宅
,
在宅療養支援診療所
,
訪問看護
Keyword:
看護小規模多機能型居宅介護
,
サービス付き高齢者住宅
,
在宅療養支援診療所
,
訪問看護
pp.1154-1159
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003116
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近年,透析患者の高齢化により,高齢透析患者の介護についても考える必要が出てきた.血液透析や腹膜透析患者でも,腎不全専門医療機関と在宅医療機関,在宅介護機関が密に連携することにより,入院のような管理体制を敷くことで高齢者施設での管理が可能である.高齢者施設を活用することで家族の介護負担を軽減しつつ,家族も介護に参加でき,終末期の緩和医療を行うことも可能である.しかしながら保険制度により高齢腎不全患者の施設受け入れが困難な場合があり,制度の改善が求められる.
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