特集 腹膜透析の展開―生き残りをかけた在宅医療
3.展開する腹膜透析の医療連携(4)訪問看護・訪問診療―事例紹介
正木 浩哉
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1 正木医院
キーワード:
訪問診療
,
訪問看護
,
腹膜透析
Keyword:
訪問診療
,
訪問看護
,
腹膜透析
pp.967-973
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002650
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透析患者の高齢化時代を迎え,通院頻度が少なく患者への身体負荷の軽い腹膜透析(PD)はますますその重要性を増している.在宅でのPDを実効性のあるものにするのにはPD導入先病院,訪問診療,訪問看護,介護支援施設等の地域医療連携が必須である.そのなかでも,訪問診療と訪問看護の連携はきわめて重要である.訪問診療と訪問看護の連携において大切なポイントは,退院前カンファレンスでの十分な患者の医学的な情報収集と患者家族の今後の生活への思いの確認,訪問診療と訪問看護のそれぞれの役割分担の明確化,多職種連携ツールを用いた情報交換の効率化,介護・医療保険および社会福祉制度の十分な理解である.
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