在宅透析2014-HHDとPD
PD 腹膜透析による在宅医療の推進 介助者負担軽減のための看護介入
渡部 恵理子
1
1あかね会土谷総合病院 看護部
キーワード:
自己管理
,
情報サービス
,
腹膜透析
,
看護介入
,
訪問看護
,
家族介護者
,
腎臓病看護
,
介護負担
Keyword:
Information Services
,
Peritoneal Dialysis
,
Self Care
,
Home Health Nursing
,
Nephrology Nursing
pp.1843-1848
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015107190
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腹膜透析(PD)は患者自身が治療者となって自宅で実施する治療であるが,患者自身が治療者になれなくてもPDを選択あるいは継続するケースも多い.介助者となる家族には多大な負担が生じるが,その負担を克服できなければPDを中止し血液透析(HD)への治療変更を余儀なくされる.PD療法を選択・継続するためには,患者指導に当たる看護師が患者自身のもつ力を最大限に引き出すための指導力と忍耐力を身につけること,社会資源を適切な時期に効果的に使用するための知識と協力者を得ることが不可欠である.PDは変更を前提とした治療である.PDを卒業するとき,患者・家族・医療者がともに「PDで始めてよかった」と思えることが重要である.
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