高齢透析患者に対する在宅支援のあり方-看護と介護
[実践報告]訪問看護ステーションからみた高齢透析患者の在宅支援の現状と課題
長尾 典子
1
,
松崎 玲子
,
松田 昭彦
1埼玉医科大学総合医療センター 訪問看護ステーション
キーワード:
在宅血液透析
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
訪問看護
,
訪問看護ステーション
Keyword:
Hemodialysis, Home
,
Kidney Failure, Chronic
,
Peritoneal Dialysis
,
Home Health Nursing
pp.287-291
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013181349
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老老介護が増えているなか,高齢透析療養者は自分自身の病状問題に不安を抱え生活しているだけでなく,配偶者の健康上の問題をも抱えていることが多く,療養生活に大きく影響を及ぼしていることが多い.また,介護する配偶者も高齢者にみられる身体的特徴を呈することから,介護が難しくなる.ゆえに,家族や世帯単位での支援が必要となる.しかし,核家族化の今,子の協力が得られにくくなっている現状があり,社会資源を有効利用することが必要である.本稿では,高齢者PDの在宅環境の問題や,脳梗塞後のHD療養者が社会資源を利用しながら在宅生活を送っている2事例を通し,在宅支援の現状と課題について述べる.
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