特集 腹膜透析の展開―生き残りをかけた在宅医療
3.展開する腹膜透析の医療連携(3)在宅医の工夫
緒方 彩人
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1訪問診療わっしょいクリニック
キーワード:
訪問診療
,
地域連携
,
終末期医療
Keyword:
訪問診療
,
地域連携
,
終末期医療
pp.963-966
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002649
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透析導入患者の高齢化が進み,通院困難となる患者が増え,透析患者の終末期の対応が急務となっている.多くの在宅医は腹膜透析(PD)の経験がなく,PD基幹病院との連携も十分でないため,こうした患者の療養場所の確保ができていない.当院は,在宅療養支援診療所として江戸川Hub & Spokeモデルに参加している.基幹病院と連携し,診察方法やICTを使った情報共有を工夫することで,PD患者が透析を諦めることなく,また環境を変えることなく在宅療養を継続できている.基幹病院との連携は患者だけでなく,病院や在宅医にとってもメリットがあり,安心・安全に地域のPD患者を支えることができる.
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