特集 特集透析患者の栄養状態と生活評価
3.実践レポート(5)食が細くても栄養状態が維持できている患者の食事
長谷川 由起
1
,
岡﨑 奈津代
2
1洛和会音羽病院栄養管理室・管理栄養士
2洛和会音羽記念病院栄養管理室・管理栄養士
キーワード:
エネルギー・たんぱく質摂取量
,
消費エネルギー量
,
高齢者
Keyword:
エネルギー・たんぱく質摂取量
,
消費エネルギー量
,
高齢者
pp.1559-1561
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002369
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高齢者は身体機能の低下から食事摂取量が減少しやすく,低栄養状態になりやすい一方,運動などの活動量が減ることでエネルギー消費量も少なくなるため,推奨の栄養摂取量を充足しない患者も栄養状態を維持している事例を経験する.エネルギー摂取量が少なく,栄養状態を維持できていた事例経験では透析日・非透析日にかかわらず,1日3食摂取できていた.またエネルギー消費が少ない事例だと考えられた.患者の状態把握のため,栄養状態や食事摂取の定期的なモニタリングが必要で,栄養障害がみられる前に栄養管理を行うことが課題である.
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