HIF-PH阻害薬への期待と懸念
腎機能保護薬としての期待と懸念
辻田 誠
1
1 増子記念病院腎臓内科
キーワード:
HIF-PH阻害薬
,
ESA製剤
,
腎保護作用
Keyword:
HIF-PH阻害薬
,
ESA製剤
,
腎保護作用
pp.1229-1233
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002276
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腎性貧血は心血管疾患(cardiovascular disease;CVD)の発症や生命予後,生活の質(quality of life;QOL)の低下などと関連が示唆されている.腎性貧血の主因は内因性エリスロポエチン(erythropoietin;EPO)の産生低下による.EPO製剤や赤血球造血刺激因子製剤(erythropoiesis―stimulating agents;ESA)の登場により腎性貧血の治療は劇的に変化した.慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)患者の輸血は著しく減少し,QOLの改善を認め外来通院の頻度を減らすことが可能となった.
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