ケース・スタディ
突然の背部痛と下肢麻痺を認めた維持血液透析患者の1例
千葉 祐貴
1
,
藤倉 恵美
2
,
福士 泰夫
3
,
小野田 祥人
4
,
久志本 成樹
5
,
宮崎 真理子
1
1東北大学大学院医学系研究科腎・高血圧・内分泌学分野
2東北大学大学院医学系研究科整形外科分野
3東北大学大学院医学系研究科救急医学分野
4東北大学病院血液浄化療法部
5柳生クリニック
キーワード:
背部痛
,
血液透析
,
脊髄硬膜外血腫
,
Brown-Séquard syndrome
Keyword:
背部痛
,
血液透析
,
脊髄硬膜外血腫
,
Brown-Séquard syndrome
pp.701-708
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001776
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症 例:67歳,女性 主 訴:背部痛 既往歴:慢性腎不全(X-7年,原疾患不明),下肢動脈閉塞症(X-2年,カテーテル治療),うっ血性心不全(詳細不明),高血圧症,2型糖尿病,脂質異常症 家族歴:特記すべき事項なし アレルギー歴:特記すべき事項なし 生活歴:喫煙歴なし,飲酒歴なし 現病歴:慢性腎不全でX-7年より維持血液透析を開始.X年12月上旬,自宅で安静時に突然背部痛が出現.症状は増悪し,立位困難となり,かかりつけの透析施設よりA病院を紹介受診.背部痛に加えて下肢の筋力低下も認めたため,精査および加療目的に当院受診となった.
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