特集 ちょっと待って,その痛み大丈夫?—“見逃してはいけない痛み”への安全なアプローチ
各論—こんな痛みには要注意!
背部痛—Stanford B型大動脈解離
建部 将夫
1
,
瀬尾 龍太郎
2
1神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科
2神戸市立医療センター中央市民病院救命救急センター
キーワード:
突然発症
,
背部痛
,
造影CT検査
,
血管内治療
Keyword:
突然発症
,
背部痛
,
造影CT検査
,
血管内治療
pp.1678-1683
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228484
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Point
◎突然発症の背部痛は大動脈解離を必ず鑑別疾患に挙げ,疑って問診と診察を行う.
◎大動脈解離の最終診断は造影CT検査である.可能性があると考えるなら迷わず施行する.
◎それ以上解離腔が広がらないために大切なのは鎮痛,降圧(100mmHg≦収縮機血圧≦120mmHg),徐拍化(60回/分以下)である.
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