特集 近未来の透析医療
3.AI・ICT を用いた透析管理(5)これからの腹膜透析データ管理
森本 耕吉
1
,
伊藤 裕
2
1慶應義塾大学医学部血液浄化・透析センター
2慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科
キーワード:
腹膜透析
,
遠隔医療
,
シェアソース
Keyword:
腹膜透析
,
遠隔医療
,
シェアソース
pp.491-496
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001262
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腹膜透析(PD)は基本的には在宅透析療法であり,遠隔医療との親和性が高い.2018 年に登場した新しい自動腹膜透析(APD)装置「かぐや」とPD 用治療計画プログラム「シェアソース」は,遠隔医療の機能を有する画期的なシステムである.このシステムでは,「かぐや」が収集した治療データを「シェアソース」によりインターネット上で確認することや,また「シェアソース」を通じて「かぐや」のPD 処方を変更することが可能であり,診療の質の向上や効率化,PD 治療の最適化,トラブルや異常の把握や対応の迅速化,医療者間の情報共有による連携強化などの効果が期待される.
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